Surviving in New York !

香純 恭ニューヨーク郊外からのブログ

春のアクションキッズクラス

5月 27th, 2013

大学の試験休みを利用して、春のアクションキッズクラスを開催!今回もテンポラリで全3回、毎回完結型の所謂オープンクラススタイル。25日に最後のクラスが無事終了しました。

今回は、全3回とも受講してくれた子供達が多く、色々と挑戦する事が出来ました。

毎回クラスの初めは雑巾がけからスタート。アメリカで生まれ育っている子達が多い為、殆どの子供達が雑巾がけは初めて。雑巾がけという言葉を初めて聞いた子もいました。腰が高く、踵まで使って地面を蹴ろうとするとなかなか前に進みません。又、この姿勢では前方を見るのが困難になるので、真っ直ぐに進みません。皆で何度も転びながら練習。それでも最終回では見事に真っ直ぐ前にびゅーっと一拭き。初参加の時に比べ皆意気揚々です。

実はこのアクションクラスでは、なるべく重心を前に置く工夫を心掛けています。特にアメリカ式の生活は、腹を据えて腰を落とすことが極めて少ない。そして何と言っても車社会。自然が隣り合わせのこの地域では、何処に行くのも車無しでは行かれません。加えて治安の問題もあり、子供が30分歩いて学校や塾などに行くなんて事も絶対無し!。従って歩く事が日本の生活に比べて凄く少ない。又、縄跳び等を殆どしないので、踵をつけずリズムよく飛べる子がいない。。。。という訳で、下半身が弱くなる傾向に。足の指で大地をしっかり掴み、背筋と下腹で支えて蹴り進む雑巾がけはもってこいのエクササイズ。

 

もう一つ心掛けている事、それは言葉。

参加している子供達の殆どは、日本語より英語の方が間違いなくストレスフリー。だからなるべく私のクラスでは、「あれ」「それ」ではなく、きちんと日本語で説明しながら進めます。これ?!が又私自身も勉強になる。普段気を付けていないと、結構あれこれそれで終わらせているのですね。

それから体の各部を日本語で伝える。動きの説明をする度に各名称を皆に聞きます。これがまたかなりの珍解答が返ってくる。今では私の一つの楽しみにもなっています。最近の一番は、アキレス腱を、「ゴム!」と言った子がいました。気持ちはとてもよく分かる!

という事で、このクラスはアクションもさる事ながら、言葉の練習の場でもあるのです。

 

最終回は、曲付き、最後のポーズ、死に方自由で3~5手の手順に挑戦。

みんな本当によくがんばりました。

 

連続参加の子達は腰の切り替えもちょっとづつ出来て来て、これからがとても楽しみです。

さて、私はアクションキッズの終了と入れ替わりに夏の授業がスタート。新しいクラスと先生で、新たな試練へ!

 

 

 

 

Happy Mother’s Day

5月 17th, 2013

5月12日は母の日。こちらの母の日もかなりのビッグイベントです。

町では沢山の花束を買って車に積んでるお父さんを多く見かけます。

私は今回、いつも子供達のお手伝いに来てくれるペルー人の女の子に、なんと自宅に招待されました。

シンディアは、将来ナースになる為、一生懸命勉強中の学生さん。うちに来た時はいつも日本食の夕飯にトライしてもらい、私の知っている外人?の中で、唯一納豆にチャレンジし、美味しいと言い切った逸材です。

とは言え、ペルーのご家庭に行くのは初めて。もちろんスペイン語は話せません。何より、ラティーノ(Latino) の集まる住宅街に行った事がなかったので、かなりドキドキ、嬉しいけど、ちょっと怖い。車停めて大丈夫かなとか、一応友人に行き場所を伝えた方がいいかなとか、いらない心配が頭をよぎります。

先ず連れて行かれたのがヒスパニック系の教会。もうこの時点で心臓バクバクです。

もちろんアジアは私達だけ。行くなり、皆が私達に”God bless you” と言うなり体中ペタペタ、ハグハグ。私はカバンと子供達をしっかり抱いて全身硬直しながら言われるまま教会の最前列へ。

そして「今日はシンディアがスペシャルゲストを連れて来てくれました。」といきなり紹介され、(もちろん英語の通訳付き)”キヨコ!!”と会場の皆に言われるなり両手をかざされた!もう緊張度100%!声が出ない!

でも何とか先入観を排除し、純粋に耳を傾けてみると、どうやら皆は母の日を心から讃えているようです。

少しずつ、緊張が解けてきた時、小さな女の子がそばに来て、ゆっくり私の手に触れ”God bless you..”

小さな手で触れ、小さな声で、私の幸せを願ってくれている。感動しました。こんな小さな子が、人の幸せを願ってくれているのです。

「みなさん、ありがとう。」やっと声が出てきました。

 

何とか難なく教会を後に、さて、次はいよいよシンディアの家へ。

 

ちょっと暗いアパートの階段を上がると、何やらスペイン語らしき声が。。。またまた緊張が全身を覆い始めます。

「ここです。」シンディアが扉を開けると、そこには何と大勢の人人人!「○×△■◎!!!」「×◆△〇!!!」

多分「よくいらっしゃいました!」みたいな事を言ってくれたのだと思います。次々に握手、え、みんなご家族??

そしてシンディアのママ登場。彼女のママは以外にも凄く小さく、多分150cm 無い位。お互い、シンディアから話はよく聞いていたので、会った瞬間、自然に抱き合い、一気に不安が吹っ飛びました。

シンディアのママは、女手一つで2人の子供を連れ(本当はもう一人いました)異国に渡り生きる道を切り開いて来ました。子供に教育の場を与え、自分は英語が片言だけど、明るくて、たくましくて、世話好きで、数々の困難や差別にも負けず、困っている同胞を助け、料理好き。明るい笑顔の向こうに、本当に苦労したであろう面影が、貫録となって彼女を支えているのが分かります。正直言って、美しかった。

だから毎日色々な人が相談に来たり、顔を出しに来るのだそうです。道理で家中ひっかえとっかえ凄い人なんだ。。

私は、この家族から心尽くしの御もてなしをされ、言葉にならない感動を感じました。多分、こんなに準備してくれた事は、家族にとっては大変な事だったでしょう。でもそんな事微塵も感じさせず、私はペルー料理をご馳走になり、片言づつでも笑いが絶える事は無く、お互い励まし合い、最後は固く抱き合いました。

シンディアは私の事を「もう一人のママ」と呼んでくれました。だから今日はどうしてもおもてなしをして感謝の気持ちを伝えたかったと。

家族朝一から夜遅くまで働いて、合間に学校に行き、帰ってきたら困っている人達の相談に乗り、手を差し伸べ、そして明るく輝くシンディアの家族。ここはかけがえのない幸せで溢れていました。

 

 

素晴らしい母の日を

ありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Patriotism

5月 8th, 2013

海外に住んでいると、ふとした事で日本の良いところ、又は住んでいるその国の良いところに、改めて感じる事がよくあります。
私がNYの小学校で、「いいなぁ」と思わずプチ感動した事、それは、学校で国旗の扱いを教えてくれると言う事です。これはつまり、愛国心を育てる教育な訳です。

5年生になると、色々な係りが回ってきます。日本でいう所の生活係り(低学年のお手伝い等)とか、校内パトロールなど。その中に、”Flag” と呼ばれる国旗係りがあって、係りになると、生徒達は朝早くに登校し、寒くても暑くても外に出て何人かづつのグループで国旗を揚げます。一人はロープをゆっくり揚げおろし、一人は国旗の端を決して地面に付けまいと慎重に両手で抱え、ひとりはロープの動きに合わせて国旗をこれまた慎重に渡していきます。そう、国旗は自分の国のシンボル、決して地面に付けることなく、しわにする事無く、敬意をもって掲揚するのです。子供達はというと、これまた自分がこの係りになった事が誇らしいかのように堂々としているのです。それを見た低学年の子達はちょっと憧れの眼差しで、自分がその係りになる日を心待ちにしたりします。

アメリカ国旗は至る所で見られます。例えば国民の休日に、子供の友達の家に行った時、玄関前に悠々と掲げてあります。何も特別な事ではなく、よく見られる風景です。

こうして、子供達は身近に国旗に触れることで、自国への敬意や誇り、文化を自覚し、愛国心が養われていきます。

 

先月、日本語補習授業校にて、入園入学合同式が行われました。所謂日本の入学、入園式です。私の娘も晴れて幼児部の入園となり、朝から娘の支度で大忙し。私も久しぶりにスーツもストッキングもパンプスも履いて、びしっと身を引き締めいざ会場へ。

…..びっくりしました。なんと国旗が掲揚されていないのです。どこにも。

なのに、アメリカ国旗だけはある。これはこの建物が普段は現地の中学校として使われているのものだから、たぶんスタンドの横にいつも備わっている物なのでしょう。

 

忘れちゃったのかしら?それとも何かの圧力??。。

 

ずっとそんな事を考えながらも式は終わり、その後何人かのご父兄にそんな話をしてみると、これまたびっくり、殆どの人はそれに気づいていませんでした。

これでいいのだろうか?

別に何が何でも国旗を掲揚しろと目くじらを立ててる訳ではありません。ただ、自国を大切に思う気持ちって、勝手には育たないと思うのです。子供達にとっては、こうした節目の一つ一つが大事な訳で、輝ける未来の肥やしになるのではないでしょうか?

 

でも、これとは別で一つちょっと感動したところ。全ての式が終了し、ふと会場を覗きに行ったところ、ごみひとつ無い、元の状態以上にきれいに片づけてありました。これは中々こちらでは見られない光景。さすが!役員以下、係りの皆様に本当に頭が下がるのでありました。